リーダーの号数と長さの目安|フロロを選ぶ理由
エギングのリーダーの選び方を整理します。なぜ必須なのか、フロロを選ぶ理由、号数(2.5〜3号)と長さ(70〜150cm)の目安、結び目の注意点まで。

PEラインの先に結ぶ、短い糸。それがリーダーです。「なんでわざわざ別の糸を結ぶの?」と、僕も最初は思いました。
結論から言うと、エギングでリーダーは必須です。素材はフロロカーボン、号数は2.5〜3号、長さは70〜150cmが目安。シマノの初心者向けタックルセッティングでも、同じ範囲が示されています。
この記事では、その理由と目安を整理します。
対象は、エギングを始めたばかりで、リーダーの選び方に迷っている人です。
この記事で分かること
- リーダーがなぜ必要なのか
- フロロカーボンが選ばれる理由
- 号数の目安(2.5〜3号)と、その理由
- 長さの目安(70〜150cm)
- 結び目が一番の弱点になる話
- ナイロンとの違い、場面ごとの号数の考え方
- 傷のチェックと結び直しのタイミング
PEライン自体の選び方は、こちらの記事で整理しています。
リーダーが要る理由:PEは擦れに弱い
PEラインは、引っ張る力には強いけれど、擦れには弱い素材です。岩や堤防の角に擦れたりすれば、意外なほどあっさり切れます。しかも表面が滑りやすいので、スナップに直接結ぶと結び目が抜けやすい、という弱点もあります。
エギングは底付近を探る釣りです。つまり、ラインが一番擦れる場所で釣りをしています。だから、擦れに強いフロロカーボンを先端に継いで、その弱点を補うわけです。
フロロを選ぶ理由
シマノの初心者向け解説では、エギングのリーダーは「太めが基本」とされています。理由として挙げられているのは、こういう点です。
- 底への擦れや根ズレに強い
- リーダーに傷が入ることによる、アワセのときの切れを防げる
- 根掛かりしたときの回収率が上がる
フロロカーボンは硬さのある素材で、擦れに対する強さが持ち味です。エギングのリーダーにフロロが定番なのは、この性質が釣り方に合っているからです。
号数の目安:2.5〜3号
目安はフロロの2.5〜3号です。僕も3号を使っています。
- 細め(2.5号): ライン全体のバランスが軽く、エギの動きを邪魔しにくい
- 太め(3号): 擦れや根掛かりへの余裕が大きい
「太いとイカに警戒されるのでは」と心配になるかもしれませんが、エギングでは底付近の擦れ対策の方が大事、というのがメーカーの入門解説の考え方です。迷ったら3号からで大丈夫です。
長さの目安:70〜150cm
長さの目安は70〜150cmとされています。
短すぎると、擦れる区間をカバーしきれません。長すぎると、キャストのときに結び目がロッドのガイドに当たって、飛びが悪くなったり、傷んだりします。
最初は1m前後を目安にしておくと、扱いやすいと思います。釣り場の深さや足場の高さで調整する部分なので、絶対の正解はありません。
ナイロンとフロロ、何が違うの?
リーダーの素材には、フロロカーボンのほかにナイロンもあります。「どっちでもいいのでは」と思うところですが、性質は結構違います。数値の話は避けて、性格の違いだけ書きます。
- フロロ: 硬めで、擦れに強い。伸びが少なめで、感度が出やすい。水を吸いにくく、長時間使っても性質が変わりにくい
- ナイロン: 柔らかくて結びやすい。しなやかですが、擦れにはフロロほど強くなく、水を吸うと弱くなっていく性質があります
エギングは底付近を探り、岩や堤防にラインが触れる場面が多い釣りです。だから「擦れへの強さ」が最優先になって、フロロが定番になっています。ナイロンが絶対にダメなわけではなく、優先順位の話です。
逆に、結びにくさはフロロの弱点です。硬いぶん、結び目が締まりきっていないと抜けやすい。だからこそ、次の「結び目」の話が大事になってきます。
号数は、場面でも考える
2.5〜3号という目安は基本ですが、号数を選ぶときは「相手と場所」でも考えると納得しやすいです。
- 足場の良い堤防や、根の少ない場所中心なら: 2.5号でもこなせる範囲は広い
- 岩礁帯や、底の荒い場所、根掛かりの多い場所なら: 3号の余裕がありがたい
- 春の大型狙いで、強い引きに備えたいとき: 太め側を選ぶ理由になる
僕は3号を使っていますが、これは「太めが基本」というメーカーの考え方に寄せた結果です。細くすれば良い、太くすれば安心、のどちらか一方ではなく、「自分の行く場所で、何で切れる可能性が高いか」から逆算するのが、リーダー選びの本来の考え方だと思います。
ここまでの要点
- リーダーは必須。PEの「擦れに弱い」を補うためのもの
- 素材はフロロ、号数は2.5〜3号、長さは70〜150cmが目安
- エギングでは「太めが基本」。擦れ対策を優先する
結び目が、一番弱い場所
号数や長さより、実は大事なのが結び目です。PEとリーダーの結束部分は、タックル全体の中で一番弱くなりやすい場所です。
シマノの解説では、結束にはFGノットが推奨されつつ、入門者は電車結びでも構わない、慣れてきたら結束強度の高い結び方を覚えていく、という進め方が紹介されています。
最初から完璧な結び方を目指すより、「丁寧に結ぶ」「釣りの前に結び直す」習慣の方が大事だと思います。
傷のチェックと、結び直しのタイミング
結び目と同じくらい大事なのが、リーダーそのものの傷です。リーダーは消耗品で、使えば必ず傷んでいきます。
チェックのやり方は簡単で、釣りの前後に、リーダーを指でつまんで軽くなぞるだけです。ザラつきや、引っかかりを感じたら、そこが傷です。目で見て白っぽくなっている部分も、表面が傷んでいるサインです。
結び直しの目安は、こんな場面です。
- ✓ 指でなぞってザラつきを感じたとき
- ✓ 根掛かりを外したあと(大きな負荷がかかっている)
- ✓ 岩や堤防に擦れた感触があったとき
- ✓ 前回の釣りから、そのまま使い続けているとき
「まだ使えそう」が一番危なくて、傷んだリーダーは、だいたい一番大事な場面で切れます。リーダーは安い消耗品です。ケチる場所ではありません。
なお、傷んだ部分だけを切って短く繋ぎ直すより、リーダー全体を新しいものに結び直す方が確実です。長さが目安(70〜150cm)から外れるほど短くなったら、それも交換の合図だと思ってください。
結ぶのが苦手な人へ
最後に、結束の話をもう少しだけ。結び目が大事と言われても、最初から上手く結べる人はいません。
シマノの入門解説の進め方(まず電車結びでも構わない、慣れたらFGノットへ)は、順番として正しいと思います。いきなり難しい結び方を釣り場で練習すると、時間がかかって釣りそのものが嫌になります。
おすすめの進め方はこうです。
- ✓ 家で、太めの糸を使って結び方の形を覚える
- ✓ 釣りの前日に家で結んでおき、釣り場では「傷んだときの結び直し」だけにする
- ✓ 結んだあとは必ず手で引っ張って、抜けないか・滑らないかを確認する
- ✓ 上手く結べなかった結び目は、見栄えが悪くても作り直す(中途半端な結び目が、一番切れます)
結び目は、練習した分だけ確実に上手くなります。そして上達するほど、「切れる原因は結び目だった」という事故が減っていく。リーダー選びの最後のピースは、実はこの練習だったりします。
選ぶ前に確認したいこと
- ✓ 素材はフロロカーボンか
- ✓ 号数は2.5〜3号の範囲か
- ✓ 長さは70〜150cmに収めたか
- ✓ 結び目を丁寧に作ったか(引っ張って確認したか)
- ✓ リーダーを指でなぞって、傷やザラつきがないか確認したか
- ✓ 予備のリーダーを持って行くか
よくある疑問
Q. リーダーを付けずに、PEを直接スナップに結んでもいいですか?
A. おすすめしません。PEは滑りやすいので結び目が抜けやすく、擦れにも弱いです。エギングでは底付近を探るので、リーダーは必ず入れてください。
Q. リーダーは長い方が安心ですか?
A. 目安の範囲(70〜150cm)で十分です。長すぎると結び目がガイドに当たってトラブルの元になります。長さより、傷んだら結び直すことの方が大事です。
Q. リーダーは毎回結び直した方がいいですか?
A. 理想は釣行ごとに新しいものへ、です。少なくとも、傷のチェックは毎回してください。指でなぞってザラつけば、その場で結び直しです。前回の釣りで根掛かりを外したリーダーは、見た目が無事でも大きな負荷がかかっているので、交換しておく方が安全です。
Q. スナップを使わず、エギをリーダーに直接結んでもいいですか?
A. 結べますし、そういう釣り方もあります。ただ、エギを交換するたびに結び直しが必要になって、リーダーがどんどん短くなります。スナップを挟む方が、交換が速く、リーダーも長持ちします。初心者のうちはスナップありが楽だと思います。
まとめ:こんな人に向いている
- リーダーの号数と長さを何にすればいいか分からない人
- なぜフロロなのかを知りたい人
- ラインが切れる原因を見直したい人
リーダーは地味な存在ですが、PEの弱点を補う大事な部分です。フロロの2.5〜3号、長さは1m前後。まずはこの形で始めてみてください。
この記事を書いた人
しょう|エギングの釣行記とタックル・テクニックを発信しています。




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