PEライン0.6号と0.8号、どっちを選ぶ?
エギングのPEライン、0.6号と0.8号の違いを整理します。号数の意味(デニール基準)から、飛距離・感度・安心感の差、初心者はどちらから始めるべきかまで。リーダーとの組み合わせにも触れます。

エギングのPEラインは、だいたい0.6号か0.8号の2択で迷います。釣具店でもこの2つが中心に並んでいて、最初は「0.2の差って何?」という感じでした。
結論から言うと、初めてなら0.8号の安心感から入るのが無難です。扱いに慣れてきて、「もっと飛ばしたい」「もっと感度がほしい」と思ったら0.6号。それが一番後悔の少ない順番だと思います。
このブログでは0.6号を使っています。ただ、初めての人に同じ太さを勧めるかというと、順番は逆だと思っています。まず2つの違いを整理します。
対象は、PEラインを初めて買う人と、0.6号と0.8号で迷っている人です。
この記事で分かること
- PEの「号数」がそもそも何を表しているか
- 0.6号の良いところと弱いところ
- 0.8号の良いところと弱いところ
- 初心者はどちらから始めるべきか
- リーダーとの組み合わせの考え方
タックル一式の話はこちらにまとめています。
そもそも「号数」って何が違う?
まず誤解しやすいところから。PEラインの号数は、日本釣用品工業会の規格では「デニール」という、糸の重さを表す単位が基準になっています。直径そのものの規格ではありません。
- 0.6号: 120デニール
- 0.8号: 160デニール
- 1号: 200デニール
じゃあ太さはどれくらい違うのかというと、ナイロンなどの標準直径に換算した感覚では、0.6号で約0.128mm、0.8号で約0.148mmほど。差は約0.02mmです。数字だけ見ると「ほぼ同じじゃん」と思いますが、この少しの差が、水の抵抗や風の影響、擦れたときの余裕に効いてきます。
もう1つ大事なこと。強さ(何kg・何lbで切れるか)は、号数では決まりません。同じ0.6号でも製品ごとに違います。たとえばこのブログで使っているバリバスのアバニ エギング マックスパワーPE X9は、公式の規格表で0.6号が最大14lbとなっています。買うときは号数だけじゃなく、パッケージに書かれた強力の表示も見てください。
0.6号の良いところ・弱いところ
細い0.6号の良さは、抵抗の少なさです。
- 飛距離が出やすい(空気の抵抗が小さい)
- エギが沈むのが速い(水の抵抗が小さい)
- ラインが潮や風に流されにくく、アタリが伝わりやすい(感度)
特にエギングは「沈めて、シャクって、止めて待つ」釣りなので、沈む速さと感度はそのまま釣りやすさに直結します。
弱いところは、余裕の少なさです。
- 岩や障害物に擦れたとき、切れるまでの余裕が小さい
- 結び目のミスや、ライントラブルのダメージが響きやすい
- ドラグ調整など、扱いが少しシビアになる
「細い方が上級者向け」と言われるのは、この余裕の話です。性能は高いけど、ミスが許されにくい、ということです。
0.8号の良いところ・弱いところ
0.8号の良さは、逆に余裕です。
- 擦れや結び目のミスに対して、0.6号より余裕がある
- ライントラブルが起きても立て直しやすい
- 「切れるかも」という不安が少なく、釣りに集中できる
初心者のうちは、ラインの扱い自体に慣れていないので、この安心感は大きいです。釣果以前に、トラブルで時間を取られないことが大事だと思っています。
弱いところは、抵抗の面で少し不利なことです。
- 飛距離と沈む速さは、0.6号に少し劣る
- 風のある日は、ラインが煽られやすい
とはいえ、釣りにならないほどの差ではありません。エギングで0.8号は普通に使われる太さです。
結論:迷ったら0.8号から
選び方をまとめると、こうなります。
- 最初の1巻は0.8号。扱いに慣れるまでは、安心感を優先する
- 慣れてきて、飛距離や感度に物足りなさを感じたら0.6号を試す
- 0.6号にして後悔するのは「まだ扱いが雑だった」とき。順番を逆にしない
ちなみにこのブログのタックルは、バリバスのX9の0.6号を150m巻いて使っています。タックル一式の記事で紹介した通りの一式です。ただし、これは僕の道具の話で、初心者へのおすすめの順番とは分けて読んでください。
ここまでの要点
- 号数は太さの目安。強さ(lb)は製品ごとに違う
- 0.6号は飛距離と感度、0.8号は扱いの余裕と安心感
- 初心者は0.8号から始めて、慣れたら0.6号を試す順番が無難
リーダーはどうする?
PEラインは擦れに弱いので、先にフロロカーボンのリーダーを結んで使います。これもエギングの基本形です。
号数の目安としては、フロロの2〜3号あたりを使う人が多い組み合わせです。このブログでは3号を使っています。
大事なのは号数よりも、結び目を丁寧に作ること。PEとリーダーの結び目は、タックル全体の中で一番弱くなりやすい場所です。ここが雑だと、太いラインを選んだ意味がなくなります。
選ぶ前に確認したいこと
- ✓ 使うリールのスプールに合う太さ・長さか
- ✓ 号数だけじゃなく、パッケージの強力(lb)表示を見たか
- ✓ 最初は扱いやすさ(安心感)を優先したか
よくある疑問
Q. 0.6号と0.8号で、そんなに変わりますか?
A. 太さの差は約0.02mmとわずかです。でも、その差が「抵抗の少なさ」と「擦れたときの余裕」の差になって出てきます。劇的に変わるというより、性格が少し違う、という感じです。
Q. 号数が同じなら、強さも同じですか?
A. 違います。PEの号数は糸の重さ(太さ側)の基準で、強さは製品ごとに異なります。同じ0.6号でもメーカーや製品で強力の表示が違うので、買うときはパッケージのlb表示を確認してください。
まとめ:こんな人に向いている
- PEラインの0.6号と0.8号で迷っている人
- エギングをこれから始める人
- ラインを買い替えるタイミングで見直したい人
0.6と0.8、どちらが「正解」という話ではありません。最初は扱いやすい方で釣りの形を作って、慣れてから細くしていく。その順番が、一番遠回りに見えて一番早いと思います。
この記事を書いた人
しょう — エギングの釣行記とタックル・テクニックを発信しています。詳しくはプロフィールをご覧ください。




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