
エギングを始めたいけど、道具を一から揃えるといくらかかるのか。最初に結論を言うと、必要なのは5点だけで、予算は3万円前後から始められます。
ちなみに、この記事を書いている僕の今の一式は合計で約11.6万円します。先に言っておくと、これは「初心者が最初に買うべき金額」ではありません。エギングを続けて、こだわりが増えて、行き着いた今の姿です。この記事では「初心者が最初に揃えるならいくらか」と「続けた先にどんな選択肢があるか」の両方を書きます。
※価格は2026年11月時点の実売価格の目安です。店舗や時期で変わります。
この記事で分かること
- まず必要なタックル5点と、それぞれの役割
- 最初にかかる予算の目安(2.5万〜4万円)
- 僕の実際の一式と総額(約11.6万円)
- 最初は買わなくていいもの
結論:最初に必要なのはこの5点だけ
エギングの基本タックルは次の5点です。
エギングロッド(エギを投げてしゃくる専用竿):8,000〜15,000円
スピニングリール(2500番クラス):8,000〜15,000円
PEライン(0.6〜0.8号):2,000〜3,000円
ショックリーダー(フロロ 2〜2.5号):1,000円前後
エギ(2.5〜3.5号を数本):1本1,000〜1,200円
合計すると、だいたい2.5万〜4万円。この範囲で揃えれば、最初の1杯を釣るには十分すぎる性能です。
僕の今の一式はこれです。
- ロッド:ヤマガブランクス カリスタ 76ML/TJ
- リール:ダイワ 23エアリティ LT2500S
PE:バリバス アバニ エギング マックスパワーPE X9 0.6号
リーダー:フロロ 3号
エギ:ヤマシタ エギ王K 軍艦グリーン 3.0号/林釣漁具製作所 飛猿 3.5号(赤テープ)
ロッドとリールの選び方
ロッドは「長さ」と「硬さ」が目安
初心者向けの目安は、長さ8フィート前後、硬さはML(ミディアムライト)クラス。エギの適合サイズが2.5〜3.5号のモデルを選べば、春の大型から秋の小型まで幅広く対応できます。
僕が使っているカリスタ 76ML/TJは、7フィート6インチのショートロッドで、自重は87gしかありません。「TJ」はテクニカルジャークの略で、近距離でエギを細かく操作したり、ストラクチャー周りのイカを誘い出したりするのが得意なモデルです。一般的な8フィート台より短い分、取り回しがよく、手返しよく探っていく釣りに向いています。
リールは2500番クラス、軽さは正義
リールは2500番クラスが標準です。僕の23エアリティ LT2500Sは自重150g。ロッドと合わせても237gしかなく、長時間しゃくり続けても疲れにくいのが一番の強みです。Sはシャロースプールの意味で、PE0.6号が200m巻ける設計になっています。
なんでこの組み合わせにしたのか
正直に言うと、理由は「所有感を満たしたかった」からです。エギングのコツや知識が自分なりに身についてきて、その自分の腕にふさわしい道具を使いたいと思った。それがカリスタとエアリティでした。
初心者のうちからこれを買う必要はまったくありません。ただ、釣り道具は長く使う相棒でもあるので、「いつかはあれが欲しい」という目標があると、釣行のモチベーションも上がります。この記事で両方の金額を出すのは、その対比を見せたかったからです。
ラインとリーダーの組み合わせ
PEラインは0.6号か0.8号が標準です。細いほど飛距離が出て、水の抵抗も少なくエギの操作感が伝わりやすくなります。僕はバリバスのアバニ エギング マックスパワーPE X9の0.6号を使っています。9本編みのPEで、150m巻きです。購入したときは5,000円ぐらいでした。
リーダーはフロロカーボンの2〜2.5号を1〜1.5m取るのが一般的ですが、僕は少し太めの3号を使っています。リーダーは根ズレで傷んだらこまめに結び直す消耗品なので、安いものを長めに買って気兼ねなく交換するのがおすすめです。
結束はFGノットが定番です。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば釣り場でも結べます。
エギの号数とカラーの最初の一手
エギの号数は、秋の小型イカなら2.5〜3.0号、春の大型狙いなら3.5号が中心です。最初は3.0号を軸に揃えると、季節を問わず使い回せます。
その日の海の状況や風によって持っていくものは変えますが、主に持っていくのはこの2本です。
ヤマシタ エギ王K 軍艦グリーン 3.0号(16g、実売1,100円前後):緑と赤のコントラストが効く定番カラー。赤い下地のシルエット効果で、スレたイカにも強い1本です。
林釣漁具製作所 飛猿 3.5号 赤テープ(実売1,650円前後):桐ボディの手作りエギ。下地の赤テープは夜や濁りのある状況の定番です。職人が作る本物の餌木という佇まいも、持っていて嬉しいポイントです。
予算の目安と、買わなくていいもの
僕の今の一式を、実売価格の目安で並べるとこうなります。
- ロッド:カリスタ 76ML/TJ ― 約53,000円
- リール:23エアリティ LT2500S ― 約54,000円
- PEライン:アバニ エギング マックスパワーPE X9 0.6号 150m ― 約5,000円
- リーダー:フロロ 3号 ― 約1,000円
- エギ:エギ王K 軍艦グリーン 3.0号 ― 約1,100円
- エギ:飛猿 3.5号 赤テープ ― 約1,650円
- 合計:約116,000円
ロッドとリールで全体の9割以上を占めています。逆に言えば、ラインやエギは数千円の世界なので、ここはケチらず良いものを選んでも総額への影響は小さいです。
最初は買わなくていいものもあります。
高いエギを何十本も:ロストするので、最初は安めのエギを数本で十分
専用の大きなタックルバッグ:手持ちのバッグで始めてOK
ギャフ:最初の1杯はタモや、その場の状況で対応できます。必要になってからで遅くありません(※足場の高い場所では安全第一で)
選ぶ前に確認したいこと
買い物に行く前に、この4点だけ確認しておくと失敗が減ります。
- ✓ ロッドは長さ8フィート前後・MLクラスで、適合エギ2.5〜3.5号のものを選んだか
- ✓ リールは2500番クラスか
- ✓ PEラインは0.6〜0.8号、リーダーはフロロ2〜2.5号で揃えたか
- ✓ エギは3.0号を中心に2〜3本(昼用・夜用)に絞ったか
よくある疑問
Q. 初心者が最初から高い一式を買う必要はありますか?
A. まったくありません。まずは3万円前後の範囲で揃えて、最初の1杯を釣るのが先です。僕の約11.6万円の一式は、エギングを続けて、こだわりが増えて行き着いた姿です。
Q. 予算はどこに厚くするのがいいですか?
A. ロッドとリールです。僕の一式でも全体の9割以上を占めています。ラインやエギは数千円の世界なので、良いものを選んでも総額への影響は小さいです。
Q. エギは何本くらい必要ですか?
A. 最初は2〜3本で十分です。ロストしながら少しずつ買い足す方が、結果的に無駄がありません。昼に強い色と、夜や濁りに強い色を1本ずつが目安です。
まとめ:最初の1杯を釣るためのチェックリスト
✓ エギングロッド(8フィート前後・MLクラス)
✓ スピニングリール(2500番クラス)
✓ PEライン 0.6〜0.8号
✓ フロロリーダー 2〜2.5号
✓ エギ 3.0号を中心に2〜3本(昼用・夜用)
✓ ハサミ(PEが切れるもの)
✓ ヘッドライト(夕方〜夜に釣るなら必須)
✓ ライフジャケット(安全のために必ず)
まずは3万円前後で一式揃えて、最初の1杯を釣る。道具の沼は、その後でゆっくり覗けばいいと思います。僕みたいに11万円超えの景色も、その先に待っています。
この記事を書いた人
しょう|エギングの釣行記とタックル・テクニックを発信しています。使っている道具はカリスタ 76ML/TJと23エアリティ LT2500Sです。詳しくはプロフィールをご覧ください。




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