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エギの号数の選び方|2.5号・3.0号・3.5号の使い分け

エギの号数の選び方を、ヤマシタ公式のエギ王Kのスペック表をもとに整理します。2.5号・3.0号・3.5号で変わる重さと沈下速度、春と秋での主役の違い、最初に持つべき軸のサイズまで。

エギ売り場で最初に迷うのが「号数」です。2.5号、3.0号、3.5号と並んでいて、数字が大きくなると何が変わるのか、最初はピンときません。

結論から言うと、号数はエギの「大きさ」の単位で、季節の主役は春=3.5号(大型)、秋=2.5号(小型)、そして3.0号はその真ん中で通年の軸になります。まず3.0号を1本持つのが基本です。

この記事では、ヤマシタ公式のエギ王Kのスペック表を物差しにして、号数ごとの違いを数字で整理します。季節の考え方は、エギングの一般論として書きます。

対象は、エギングを始めたばかりで、号数の選び方に迷っている人です。

この記事で分かること

  • 号数が変わると何が変わるか(重さ・全長・沈下速度)
  • 2.5号だけ沈下がゆっくりなこと
  • 春と秋での号数の考え方
  • 最初に揃える号数の順番
  • 沈下速度から「底を取る秒数」を計算する考え方
  • サイズ選びで失敗しやすいパターン

タックル一式の話はこちらにまとめています。

エギング初心者のタックル一式、いくらで揃う?

まず数字で見る:エギ王K(ベーシック)の場合

結論から言うと、エギ王Kのベーシックでは、号数が0.5上がるごとに全長が15mm、重さが5〜6g増えます。

ヤマシタ公式のスペック表では、こうなっています。

  • 2.5号: 11g・全長75mm・沈下 約5秒/m
  • 3.0号: 16g・全長90mm・沈下 約3秒/m
  • 3.5号: 22g・全長105mm・沈下 約3秒/m
  • 4号: 26g・全長120mm・沈下 約3秒/m

大事なのは、号数はあくまで「大きさ」の数字だということ。重さや沈下速度は、メーカーやモデルごとに違います。同じ3.0号でも、シャロータイプやディープタイプでは数字が変わります。なのでこの記事では、エギ王Kベーシックを物差しにして話を進めます。

号数で変わること、変わらないこと

号数が大きくなると「大きさ」と「重さ」は増えますが、沈下速度は比例して速くなるわけではありません。

数字を並べると分かります。

  • 2.5号は、沈下が約5秒/mとはっきりゆっくりです。小さいイカに合わせたサイズで、沈むのもスローなのが性格です
  • 3.0号と3.5号は、エギ王Kベーシックでは沈下速度が同じ約3秒/mです。違いは大きさと重さで、3.5号の方が重いぶん、飛距離が出て風や流れの中でも投げやすくなります

つまり「深い場所だから号数を上げる」という考え方は、半分だけ正解です。本当に見るべきは号数ではなく、沈下速度(秒/m)の方。同じ3.5号でも、エギ王Kのシャロータイプは約6秒/mと、ベーシックの倍ゆっくり沈みます。

春と秋で主役が変わる

エギングの一般的な考え方として、季節で主役の号数が変わります。

  • 春: 産卵期の大型(親イカ)が相手になる季節。エギも大きめの3.5号が中心
  • 秋: その年に生まれた小型が多い季節。小さめの2.5号〜3.0号が中心
  • 3.0号: 真ん中のサイズで、季節を問わず軸にできる

僕がエギ王Kの3.0号を軸にしている理由も、この「真ん中だから」です。詳しくは軍艦グリーンの記事にも書きました。

エギ王K 軍艦グリーン|定番カラーの使いどころ

沈下速度から「底を取る秒数」を計算する

沈下速度(秒/m)の数字は、ただのスペックではありません。釣り場で「何秒沈めれば底に着くか」を計算する道具になります。

考え方は掛け算だけです。水深が分かれば、沈下速度を掛ければだいたいの秒数が出ます。

  • 水深5mの場所で3.0号(約3秒/m)なら: 5 × 3 = 約15秒で底
  • 同じ場所で2.5号(約5秒/m)なら: 5 × 5 = 約25秒で底

もちろん、潮の流れやラインの抵抗があるので、これはあくまで目安の計算です。でも、この目安があるだけで「20秒沈めたのに底に着いていない=思ったより深いか、流れで流されている」という判断ができるようになります。

逆に、数えた秒数より早く底に着く感触があれば、その場所は思ったより浅い、ということです。号数ごとの沈下速度を覚えておくことは、釣り場の地形を読み取る練習にもなります。

サイズ選びで失敗しやすいパターン

号数の考え方が分かってくると、逆に失敗のパターンも見えてきます。

  • 大きいエギしか持って行かない: 春には正解でも、秋の小型が多い時期にはサイズが合わず、反応が遠のくことがあります
  • 沈下速度を見ずに号数だけで深さを調整する: 前に書いた通り、号数と沈下速度は比例しません。深い場所=大きい号数、は半分だけ正解です
  • 浅い場所で重いエギを投げ続ける: 底を取りすぎて、根掛かりが増えます。浅場では沈下のゆっくりなタイプや小型の出番です
  • ロッドの適合範囲を外れる: 重すぎるエギは投げにくく、ロッドにも負担がかかります

どれも「号数=大きさ」「沈む速さは秒数で決まる」の2つを押さえておけば避けられる失敗です。

ここまでの要点

  • 号数は大きさの単位。重さと沈下速度はモデルごとに違う
  • 底を取る秒数は「水深 × 沈下速度」で概算できる。地形を読む手がかりにもなる
  • エギ王Kベーシックでは、2.5号=11g・約5秒/m、3.0号=16g・約3秒/m、3.5号=22g・約3秒/m
  • 春は3.5号、秋は2.5号が主役で、3.0号は通年の軸になる

ロッドの適合範囲も見る

号数は、自分のロッドが扱える範囲の中で選ぶのが前提です。

ロッドには「適合エギ 2.5〜3.5号」のような表記があります。僕のロッド、カリスタ 76ML/TJの適合エギは2.5〜3.5号で、その真ん中が3.0号です。3.0号を軸にしている理由のひとつは、ここにもあります。

範囲外の大きなエギは投げにくいし、ロッドにも負担がかかります。号数を決めるときは、スペック表とあわせてロッド側の表記も見てください。

選ぶ前に確認したいこと

  • ✓ 最初の1本は3.0号にしたか
  • ✓ 号数だけでなく、重さと沈下速度(秒/m)もスペック表で見たか
  • ✓ 自分のロッドの適合エギ範囲に入っているか
  • ✓ 行く場所の水深で、底を取るまでの秒数をざっくり計算したか

よくある疑問

Q. 大きいエギの方が遠くに飛ぶなら、常に3.5号でいいのでは?

A. 飛距離は出ますが、相手のイカが小さい季節には、小さいエギの方が合います。号数は「飛ばすための道具」ではなく「相手に合わせるための道具」です。秋の小型には2.5〜3.0号、春の大型には3.5号、というのが一般的な考え方です。

Q. 深い場所で使うときは、何を見ればいいですか?

A. スペック表の「沈下スピード(秒/m)」です。同じ3.5号でも、ベーシックは約3秒/m、シャローは約6秒/mと倍違います(エギ王Kの公式値)。深さで選ぶときは、号数ではなく秒数を見てください。

Q. 2.5号は沈むのが遅いのに、なぜ必要なの?

A. サイズそのものが小さいからです。秋の小型イカには小さいエギが合う、というのが一般論で、沈下がゆっくりなのは「軽いエギの性格」としてセットで覚えておくといいです。底を取るまでの秒数が長くなるので、カウントは長めに。

Q. 4号も揃えた方がいいですか?

A. エギ王Kには4号(26g・120mm・約3秒/m)もありますが、最初に揃える必要はありません。大きなイカを狙う春の深い場所など、出番が絞られるサイズです。それ以前に、自分のロッドの適合エギ範囲(僕のカリスタは2.5〜3.5号)を超えるなら、そのロッドでは投げない方が無難です。2.5〜3.5号の範囲が使えるようになってから考えれば十分です。

Q. 同じ3.0号でも、メーカーが違うと重さが違うのはなぜですか?

A. 号数は「大きさ(全長)」の単位だからです。重さや沈下速度は、ボディの素材やシンカー(重り)の設計で変わります。だから他メーカーのエギを買うときも、号数だけではなく重さと沈下速度をスペックで確認してください。この記事の数字は、あくまでエギ王Kベーシックを物差しにしたものです。

まとめ:こんな人に向いている

  • エギの号数の意味が分からない人
  • 最初に買うサイズで迷っている人
  • 季節で号数を変える理由を知りたい人

号数は「大きさ」の話です。そこに重さと沈下速度を重ねて見られるようになると、売り場の数字が急に読めるようになります。軸は3.0号。あとは季節で足し引きするだけです。

この記事を書いた人

しょう|エギングの釣行記とタックル・テクニックを発信しています。

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